JDBCドライバがSQLを実行するまでの動き

JDBCドライバとは

JDBCドライバは、Java Database Connectivity Driverの略で、その名の通りJavaプログラムからデータベースにアクセスするための標準的なAPIを提供するためのソフトウェアです。
Javaのフレームワークを使用する場合はドライバの挙動を意識することはないと思いますが、ドライバのロードからSQLの実行までどのような流れで動いているのかざっくり説明します。

JDBCドライバの使用例

JavaプログラムでJDBCドライバを使用する基本的な手順は以下の通りです。

1. ドライバのロード:
この例ではMySQLのドライバをロードしています。

Class.forName("com.mysql.cj.jdbc.Driver");

2. データベース接続の確立:
この例ではローカル環境のMySQLに接続しています。

Connection connection = DriverManager.getConnection(
   "jdbc:mysql://localhost:3306/mydatabase", "username", "password");

3. SQLクエリの実行:
StatementはSQL文などを使ってデータベースに問い合わせをするためのクラス。

Statement statement = connection.createStatement();
ResultSet resultSet = statement.executeQuery("SELECT * FROM mytable");

4. 結果の処理:
取得結果について1レコードずつ処理し、特定のカラムの値を取得。

while (resultSet.next()) {
   System.out.println(resultSet.getString("columnname"));
}

5. リソースのクローズ:

resultSet.close();
statement.close();
connection.close();