MySQLでデフォルト値を定義

MySQLでデフォルト値を定義

MySQLでは、テーブルの作成時にカラムに対してデフォルト値を定義することができます。
デフォルト値とは、新しいレコードが挿入される際に、そのカラムに値が指定されていない場合に自動的に使用される値のことです。

デフォルト値の定義方法

MySQLでデフォルト値を定義するためには、CREATE TABLE文やALTER TABLE文を使用します。
以下はCREATE TABLE文を使用してデフォルト値を設定する例です。

CREATE TABLE users (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(50) NOT NULL,
  created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
  status VARCHAR(10) DEFAULT 'active'
);

この例では、usersというテーブルを作成し、created_atカラムにはCURRENT_TIMESTAMPをデフォルト値として設定しています。
また、statusカラムには文字列'active'をデフォルト値として設定しています。
このように、特定のカラムにデフォルト値を設定することで、新しいレコードが挿入された際にデフォルト値が自動的に適用されます。

デフォルト値のデータ型の制約

MySQLでは、デフォルト値を設定する際にはカラムのデータ型に応じた値を指定する必要があります。
たとえば、INT型のカラムには整数のデフォルト値を、VARCHAR型のカラムには文字列のデフォルト値を指定する必要があります。

  • INT型の場合: 0や他の整数値を指定可能です。
  • VARCHAR型の場合: 'default_value'のように文字列を指定します。
  • DATE型の場合: '2024-09-03'のように日付を指定します。
  • TIMESTAMP型の場合: CURRENT_TIMESTAMPを使用して現在のタイムスタンプをデフォルト値に設定できます。

デフォルト値としてNULLを指定することも可能です。
この場合、そのカラムには明示的に値が指定されない限り、NULLが挿入されます。

デフォルト値の使用例

以下は、いくつかの異なるデータ型のカラムに対してデフォルト値を設定する例です。

CREATE TABLE products (
  product_id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  product_name VARCHAR(100) NOT NULL,
  price DECIMAL(10, 2) DEFAULT 0.00,
  created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
  updated_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP,
  stock INT DEFAULT 100
);

この例では、productsテーブルを作成し、以下のデフォルト値を設定しています。

  • priceカラムにはDECIMAL型で0.00をデフォルト値として設定
  • created_atカラムにはCURRENT_TIMESTAMPをデフォルト値として設定
  • updated_atカラムにはCURRENT_TIMESTAMPをデフォルト値として設定し、レコードが更新されるたびに自動的に現在のタイムスタンプに更新されるように指定
  • stockカラムにはINT型で100をデフォルト値として設定

デフォルト値の設定変更

既存のテーブルのカラムにデフォルト値を設定または変更するには、ALTER TABLE文を使用します。
以下の例は、既存のテーブルにデフォルト値を追加または変更する方法を示しています。

ALTER TABLE users
  MODIFY status VARCHAR(10) DEFAULT 'inactive';

この例では、usersテーブルのstatusカラムのデフォルト値を'inactive'に変更しています。

デフォルト値の削除

デフォルト値を削除するには、ALTER TABLE文とともにALTER COLUMN句を使用してデフォルト値をNULLに設定します。
以下の例は、既存のカラムからデフォルト値を削除する方法を示しています。

ALTER TABLE users
  ALTER COLUMN status DROP DEFAULT;

この例では、usersテーブルのstatusカラムからデフォルト値を削除しています。

注意点とベストプラクティス

1. データ型の一致:
デフォルト値はカラムのデータ型と一致している必要があります。
例えば、INT型のカラムには文字列をデフォルト値として指定することはできません。

2. CURRENT_TIMESTAMPの使用:
TIMESTAMPやDATETIMEカラムでCURRENT_TIMESTAMPをデフォルト値として使用する場合、レコードの作成日時を自動的に設定することができます。

3. ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMPの使用:
TIMESTAMPカラムにON UPDATE CURRENT_TIMESTAMPを指定することで、レコードが更新されるたびに自動的にタイムスタンプが更新されるように設定することができます。

4. 明示的なデフォルト値の設定:
明示的にデフォルト値を設定することで、データベースの設計が明確になり、意図しないNULL値の挿入を防ぐことができます。

デフォルト値の設定は、データベース設計において重要な要素です。
データの一貫性を保ち、予期しないデータの欠落を防ぐために、適切なデフォルト値を設定することが推奨されます。