SpringBootでバリデーションで使用できるアノテーション一覧

SpringBootでバリデーションで使用できるアノテーション一覧

SpringBootでバリデーションを実施する際に使用できるアノテーションには、以下のようなものがあります。
それぞれのアノテーションは、特定のバリデーションルールを提供し、データの整合性を保つために利用されます。

1. @NotNull
プロパティが null でないことを保証します。
このアノテーションは、必須のフィールドで使用されます。

2. @NotEmpty
文字列、コレクション、配列が null でも空でもないことを保証します。
これは null チェックと空チェックの両方を行います。

3. @NotBlank
文字列が null でなく、空でないことを保証し、空白文字だけの文字列も無効とします。

4. @Size
文字列、コレクション、配列のサイズを検証します。
最小サイズと最大サイズを指定でき、これによりデータの長さやサイズが制限されます。

5. @Min
数値が指定された最小値以上であることを保証します。
このアノテーションは整数型や浮動小数点型に対して使用できます。

6. @Max
数値が指定された最大値以下であることを保証します。
これも整数型や浮動小数点型に使用されます。

7. @DecimalMin
数値が指定された最小のデシマル値以上であることを保証します。
浮動小数点数の精度を制限するために使用されます。

8. @DecimalMax
数値が指定された最大のデシマル値以下であることを保証します。
浮動小数点数に対して使用されます。

9. @Pattern
文字列が指定された正規表現パターンに一致することを保証します。
これにより、文字列の形式を検証することができます。

10. @Email
文字列が有効なメールアドレス形式であることを保証します。
メールアドレスの検証に特化しています。

11. @Past
日付が現在の日付よりも過去であることを保証します。
日付の検証に使用されます。

12. @Future
日付が現在の日付よりも未来であることを保証します。
将来のイベントなどに使用されます。

13. @Valid
オブジェクトの中にバリデーションアノテーションが含まれている場合に、そのオブジェクトに対してバリデーションを適用します。
通常、ネストされたオブジェクトの検証に使用されます。

14. @AssertTrue
ブール値が true であることを保証します。
条件が満たされているかを検証する際に使用されます。

15. @AssertFalse
ブール値が false であることを保証します。
特定の条件が満たされていないことを検証する際に使用されます。

これらのアノテーションは、javax.validation.constraints パッケージに含まれており、SpringBootアプリケーションのバリデーション機能を強化するために使用されます。
バリデーションを実装することで、ユーザーからの入力データの整合性を保ち、エラーの発生を防ぐことができます。