HTMLのテーブルで改行を行わない方法

HTMLのテーブルで改行を行わない方法

HTMLテーブル内での改行を行わない方法について説明します。
テーブルのセル内で改行を防ぐためには、CSSを使用してセル内のテキストの表示を制御します。
以下では、HTMLとCSSを別々のファイルに分けて、クラス名やID名にはtest-プレフィックスを使用した例を示します。

HTMLファイル (table-example.html)

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>テーブルの改行防止</title>
  <link rel="stylesheet" href="table-example.css">
</head>
<body>
  <table class="test-table">
    <thead>
      <tr>
        <th class="test-header">ヘッダー1</th>
        <th class="test-header">ヘッダー2</th>
      </tr>
    </thead>
    <tbody>
      <tr>
        <td class="test-cell">これは非常に長いテキストですが、改行されません。</td>
        <td class="test-cell">もう一つの長いテキスト。ここでも改行はありません。</td>
      </tr>
      <tr>
        <td class="test-cell">さらに長いテキストが続きます。セル内での改行を防ぐために、CSSの設定が必要です。</td>
        <td class="test-cell">別の長いテキスト。セルのサイズによって内容が切り捨てられることがあります。</td>
      </tr>
    </tbody>
  </table>
</body>
</html>

CSSファイル (table-example.css)

.test-table {
  width: 100%;
  border-collapse: collapse;
}

.test-header, .test-cell {
  border: 1px solid #000;
  padding: 8px;
  white-space: nowrap; /* 改行を防ぐ */
  overflow: hidden; /* セル内での内容のはみ出しを隠す */
  text-overflow: ellipsis; /* テキストが溢れたときに「...」を表示 */
}
解説

1. HTMLファイル:

  • テーブルはtest-tableというクラス名を持ち、各セルにはtest-cellというクラスが適用されています。
  • theadにはテーブルのヘッダーを含み、tbodyにはデータ行が含まれています。

2. CSSファイル:

  • test-tableクラスでテーブル全体のスタイルを設定し、border-collapseプロパティを使用してセルの境界線を統合しています。
  • test-headerとtest-cellクラスには、テーブルのセルに適用されるスタイルを設定しています。

white-space: nowrapプロパティは、セル内のテキストが自動的に改行されないようにし、overflow: hiddenはセル内で内容がはみ出さないように隠します。
text-overflow: ellipsisは、テキストがセルの幅を超えた場合に「...」を表示してテキストが切り捨てられることを示します。

この設定により、テーブル内のテキストが改行されず、セルの幅を超えた場合にはテキストが省略記号で表示されるようになります。