ThymeleafとReactを共存させる方法

ThymeleafとReactを共存させる方法

ThymeleafとReactを共存させる方法にはいくつかのアプローチがあります。
一般的には、Thymeleafはサーバーサイドのテンプレートエンジンとして使用し、Reactはクライアントサイドのライブラリとして使用します。
以下の方法で共存させることができます:

1. サーバーサイドでThymeleaf、クライアントサイドでReact

このアプローチでは、ThymeleafでHTMLの基本的な構造を作成し、Reactで動的な部分をレンダリングします。

手順

1. Thymeleafテンプレートの作成

  • Thymeleafテンプレートで基本的なHTML構造を作成します。
  • Reactアプリケーションを埋め込むための
    などのプレースホルダーを用意します。
<!DOCTYPE html>
<html xmlns:th="http://www.thymeleaf.org">
 <head>
   <title>Thymeleaf and React</title>
 </head>
 <body>
   <div id="root"></div>
   <script src="/static/react-app.js"></script>
 </body>
</html>

2. Reactアプリケーションの作成

  • Reactアプリケーションを作成し、ビルドしてreact-app.jsなどのバンドルファイルを生成します。
  • create-react-appやViteなどのツールを使用して、Reactアプリケーションを作成します。

3. Reactアプリケーションを埋め込む

  • ビルドしたReactアプリケーションのバンドルファイルをThymeleafテンプレートで読み込みます。
  • Reactのエントリーポイントにdocument.getElementById('root')を指定して、Reactコンポーネントをレンダリングします。
import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';
import App from './App';

ReactDOM.render(
 <React.StrictMode>
   <App />
 </React.StrictMode>,
 document.getElementById('root')
);

2. ThymeleafとReactを別々のエンドポイントで提供

このアプローチでは、ThymeleafとReactを異なるエンドポイントで提供し、必要に応じて通信します。

手順

1. Thymeleafのエンドポイントを提供

  • サーバーサイドでThymeleafテンプレートをレンダリングして、静的なHTMLページを提供します。

2. Reactアプリケーションを独立して提供

  • Reactアプリケーションを別のエンドポイントで提供します。
  • create-react-appやViteを使って、Reactアプリケーションをビルドし、静的ファイルとしてサーバーに配置します。

3. API通信

  • 必要に応じて、Thymeleafで表示したデータやReactアプリケーションで表示するデータをAPIを通じて通信します。
// ReactコンポーネントからAPIを呼び出す例
import React, { useEffect, useState } from 'react';

function App() {
 const [data, setData] = useState(null);

 useEffect(() => {
   fetch('/api/data')
     .then(response => response.json())
     .then(data => setData(data));
 }, []);

 return (
   <div>
     {data ? <p>{data.message}</p> : <p>Loading...</p>}
   </div>
 );
}

export default App;

3. ReactをThymeleaf内で部分的に使用

このアプローチでは、Thymeleafテンプレート内にReactコンポーネントを組み込んで使用します。

手順

1. Thymeleafテンプレート内にReactコンポーネントを組み込む

  • Thymeleafテンプレート内にReactのバンドルファイルを読み込むための