chmodの書き方の種類
chmod コマンドは、ファイルやディレクトリのパーミッション(権限)を変更するために使用されます。
chmod の書き方には主に以下の2種類があります。
1. 記号形式 (Symbolic Mode)
2. 数値形式 (Numeric Mode)
記号形式 (Symbolic Mode)
記号形式では、パーミッションを記号で指定します。
基本的な記号とその意味は以下の通りで、英単語を知っている人にとっては直感的でわかりやすい書き方かと思います。
- u:ユーザー (user)
- g:グループ (group)
- o:他のユーザー (others)
- a:全て (all)
操作を示す記号:
- +:権限を追加
- -:権限を削除
- =:権限を設定
パーミッションの種類:
- r:読み取り (read)
- w:書き込み (write)
- x:実行 (execute)
例:
chmod u+rwx myfile.txt # ユーザーに読み取り、書き込み、実行権限を追加 chmod g-w myfile.txt # グループから書き込み権限を削除 chmod o=r myfile.txt # 他のユーザーに読み取り専用権限を設定
数値形式 (Numeric Mode)
数値形式では、各権限に対応する数値を使用します。
パーミッションは以下のように数値で表されます。
- 4:読み取り (read)
- 2:書き込み (write)
- 1:実行 (execute)
これらの数値を合計して、各ユーザー(ユーザー、グループ、他のユーザー)の権限を表します。
例:
chmod 755 myfile.txt # ユーザーにrwx(読み取り、書き込み、実行)、グループと他のユーザーにr-x(読み取り、実行) chmod 644 myfile.txt # ユーザーにrw-(読み取り、書き込み)、グループと他のユーザーにr--(読み取りのみ)
これが基本的な chmod の書き方の種類です。
具体的なシナリオに応じてこれらを組み合わせて使用することができます。