Pythonで条件分岐の書き方

Pythonで条件分岐の書き方

Pythonでの条件分岐は、if、elif、elseを使用して行います。
これにより、プログラムの流れを制御することができます。
Pythonの条件分岐文は、特定の条件が満たされるかどうかに基づいて異なるコードブロックを実行するために用いられます。
以下に、基本的な書き方とその使用例を説明します。

基本的な構文

条件分岐の基本構文は次の通りです:

if 条件式:
  # 条件がTrueの場合に実行されるコード
elif 別の条件式:
  # 上記の条件がFalseで、この条件がTrueの場合に実行されるコード
else:
  # 上記の条件が全てFalseの場合に実行されるコード

条件式の書き方

条件式は、比較演算子や論理演算子を使用して記述します。
比較演算子には、==(等しい)、!=(等しくない)、<(小さい)、>(大きい)、<=(以下)、>=(以上)があります。
論理演算子には、and(かつ)、or(または)、not(否定)があります。

次に、Pythonでの条件分岐の具体例を示します。

数値の比較

以下のコードは、変数xの値に基づいて異なるメッセージを出力します:

x = 10

if x > 0:
  print("xは正の数です")
elif x < 0:
  print("xは負の数です")
else:
  print("xはゼロです")

この例では、xが0より大きい場合に「xは正の数です」と出力し、xが0より小さい場合には「xは負の数です」と出力します。
どちらの条件も満たさない場合、つまりxが0の場合には「xはゼロです」と出力します。

複数条件の組み合わせ

複数の条件を組み合わせる場合は、論理演算子を使用します。
以下の例では、ageの値に応じて異なるメッセージを出力します:

age = 25

if age < 18:
  print("未成年です")
elif age >= 18 and age < 65:
  print("成人です")
else:
  print("高齢者です")

この例では、ageが18未満の場合に「未成年です」と出力し、18以上65未満の場合には「成人です」と出力します。
それ以外の条件、つまり65歳以上の場合には「高齢者です」と出力します。

入れ子の条件分岐

条件分岐は入れ子にすることもできます。
以下の例では、temperatureの値に応じて異なるメッセージを出力しますが、温度が10度未満の場合にはさらに細かい条件分岐を行います:

temperature = 5

if temperature < 10:
  if temperature < 0:
    print("非常に寒いです")
  else:
    print("寒いです")
else:
  print("暖かいです")

このコードでは、temperatureが10度未満でさらに0度未満であれば「非常に寒いです」と出力し、0度以上10度未満であれば「寒いです」と出力します。
それ以外の条件、つまり10度以上の場合には「暖かいです」と出力します。

条件分岐の実行結果

条件分岐を使用することで、プログラムのフローを動的に制御することができ、入力や状態に応じて異なる処理を実行することが可能です。
条件分岐はプログラムのロジックを構築する際に非常に重要な要素であり、条件式や論理演算子の使い方を理解することで、より柔軟なプログラムを作成することができます。

このようにPythonの条件分岐を利用することで、プログラムの流れを効率的に制御し、目的に応じた処理を実現することができます。