line-heightの単位
line-heightの単位には、以下のいくつかの種類があります。
それぞれの単位には特性があり、使用する場面によって適切な単位を選ぶことが重要です。
1. 数値 (unitless value)
数値のみを指定する場合、単位を省略することができます。
この場合、指定した値はフォントサイズに対する比率として解釈されます。
例えば、line-height: 1.5; と指定すると、行の高さはフォントサイズの1.5倍になります。
.test-text { font-size: 16px; line-height: 1.5; }
この設定では、行の高さが24px(16px × 1.5)になります。
数値のみの指定は、相対的な行間の設定に便利です。
2. ピクセル (px)
px単位は、絶対的な値を指定する方法です。
例えば、line-height: 24px; と指定すると、行の高さは24ピクセルになります。
ピクセル単位は、デザインにおいて正確なサイズを指定したい場合に適しています。
.test-text { font-size: 16px; line-height: 24px; }
この設定では、行の高さが24pxに固定されるため、フォントサイズに関係なく一貫した行間を維持できます。
3. エム (em)
em単位は、フォントサイズに対する相対的な値を指定する方法です。
例えば、line-height: 1.5em; と指定すると、行の高さはフォントサイズの1.5倍になります。
em単位は、相対的な行間の設定が必要な場合に使用されますが、line-heightの値はフォントサイズに依存します。
.test-text { font-size: 16px; line-height: 1.5em; }
この設定では、行の高さは24px(16px × 1.5)になりますが、フォントサイズが変更されると行の高さも変わります。
4. パーセント (%)
%単位もフォントサイズに対する相対的な値を指定する方法です。
例えば、line-height: 150%; と指定すると、行の高さはフォントサイズの150%になります。
パーセント単位も相対的な行間の設定が可能で、デザインが動的に変わる場合に便利です。
.test-text { font-size: 16px; line-height: 150%; }
この設定では、行の高さが24px(16px × 1.5)になります。
結論
line-heightプロパティには数値、ピクセル、エム、パーセントのいずれかの単位を指定できます。
選択する単位は、デザインの要件や使用するフォントサイズに対する相対性に応じて決定することが重要です。
数値(単位なし)は、相対的な行間の設定に最も柔軟であり、ピクセルは絶対的な高さ設定に、エムやパーセントは相対的な高さ設定に便利です。