WordPressで“よく分からないから触らない”が正解な場所

結論:WordPressには「触らない方が安全な場所」が確実に存在します

WordPressは自由度が高く、管理画面から多くの設定を変更できます。その一方で、「よく分からないけど、たぶん重要そう」「触ったら壊れそう」と感じる場所も多いはずです。結論から言うと、その直感はかなり正しく、無理に理解しようとして触らない方がよい場所は実際に存在します。
本記事では、初心者がつまずきやすく、実際にトラブルになりがちな「触らない方が無難な場所」を具体例つきで解説します。

なぜWordPressには「触らない方がいい場所」があるのか

WordPressは世界中の開発者が関わる巨大なソフトウェアです。そのため内部構造は複雑で、設定同士が密接に影響し合っています。
「一見シンプルに見える変更」が、裏側で想像以上の影響を及ぼすケースは珍しくありません。
特に初心者のうちは、以下のような特徴を理解しておく必要があります。

  • 変更の影響範囲が画面上からは分かりにくい
  • 元に戻す手段が分からなくなりがち
  • ネットの断片的な情報を真似すると事故りやすい

触らない方がいい場所1:テーマ直下のPHPファイル

中でもfunctions.phpは要注意

テーマフォルダ内にあるfunctions.phpは、WordPress全体の挙動に強く影響します。
「便利なコードをコピペするだけ」と思って触る人が多いですが、ここが最初の事故ポイントです。

実際によくある失敗
  • PHPの文法ミスで管理画面に入れなくなる
  • 画面が真っ白になり原因が分からない
  • エラー表示すら出ず復旧に時間がかかる

一度エラーが起きると、FTPで直接修正しない限り復旧できないケースもあります。レンタルサーバー初心者にはかなりハードルが高い状況です。

触らない方がいい場所2:データベースを直接操作する行為

phpMyAdminでの直接編集は最終手段

WordPressの記事や設定はMySQLデータベースに保存されています。phpMyAdminを開くと、何でも直せそうな気がしますが、ここも安易に触るべきではありません。

危険な理由
  • テーブル構造を理解していないと整合性が壊れる
  • 削除したデータは基本的に元に戻らない
  • 記事・ユーザー・設定が連鎖的に壊れる可能性がある

「記事が消えた」「ログインできなくなった」という相談の裏側では、データベース直接編集が原因なことが少なくありません。

触らない方がいい場所3:コアファイル(wp-includes / wp-admin)

カスタマイズ目的での編集はNG

WordPress本体のファイルを直接書き換えるのも、初心者にはおすすめできません。

実際にやるとこうなります
  • WordPress更新時に変更が上書きされる
  • セキュリティアップデートが適用できなくなる
  • 想定外の不具合が発生し原因追跡が困難

「ちょっと動きを変えたい」程度で触る場所ではありません。どうしても必要な場合は、プラグインや子テーマで対応するのが基本です。

触らない方がいい場所4:よく分からないプラグインの設定画面

英語だらけの設定は一旦スルーでOK

プラグインの中には、設定項目が非常に専門的なものがあります。

  • キャッシュ系
  • セキュリティ系
  • SEOの詳細設定

これらは効果が高い反面、設定を誤るとサイト表示が崩れたり、検索順位が下がることもあります。「全部ONにした方が良さそう」という判断はほぼ失敗します。

向いている人・向いていない人

触ってもいい人

  • ローカル環境で検証できる
  • エラー時に自力で復旧できる
  • 仕組みを理解するのが好き

触らない方がいい人

  • 本番サイトしか持っていない
  • バックアップを取っていない
  • 「なんとなく」で操作しがち

リスクと注意点:バックアップなしの作業は絶対に避ける

どの項目にも共通する最大のリスクは、バックアップを取らずに作業することです。
触らない方がいい場所をどうしても触るなら、必ず以下を守る必要があります。

  • ファイルのバックアップ
  • データベースのバックアップ
  • 変更内容のメモ

これができない場合は、作業自体を見送る判断も重要です。

まとめ:結局どうすればいいか

WordPressには「理解してから触る場所」と「触らなくても運営できる場所」があります。
初心者のうちは、後者に手を出さない勇気を持つことが、結果的にサイトを長く安定して運営する近道です。
分からない場所は無理に攻略せず、テーマやプラグインの標準機能の範囲で使い続ける。それがWordPressと安全に付き合う一番のコツです。