EJSでBootstrapを使用する方法
EJSでBootstrapを使用するには、まず、EJSテンプレート内でBootstrapのCSSとJavaScriptファイルのリンクを設定する必要があります。
以下のように、head内にBootstrapのCDNを追加することで、Bootstrapを利用できるようになります。
例:
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>Bootstrap with EJS</title> <!-- Bootstrap CSSのインクルード --> <link href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.5.2/css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet"> </head> <body> <!-- Bootstrap で使用するJSのインクルード --> <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.5.1.slim.min.js"></script> <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/@popperjs/core@2.9.2/dist/umd/popper.min.js"></script> <script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.5.2/js/bootstrap.min.js"></script> </body> </html>
ポイント:
1. Bootstrap CSSのインクルード
head内にBootstrapのCSSファイルをリンクし、スタイルを適用します。
2. Bootstrap で使用するJSのインクルード
bodyの最後にJavaScriptと依存ライブラリをインクルードします。
これでEJSテンプレート内でBootstrapのスタイルと機能が利用可能になります。
Bootstrapを使用するメリット
1. 迅速な開発が可能
Bootstrapは、開発者が迅速にレスポンシブでスタイリッシュなウェブサイトを構築できるフレームワークです。
既存のCSS、JavaScript、HTMLコンポーネントが豊富に用意されているため、ゼロからスタイルを作る必要がなく、開発時間を大幅に短縮できます。
2. レスポンシブデザインの容易さ
Bootstrapはモバイルファーストの考え方に基づいて設計されており、レスポンシブデザインを簡単に実装できます。
異なるデバイスサイズ(スマートフォン、タブレット、PCなど)に自動的に対応し、画面幅に応じて要素のレイアウトが変わるようになっています。
3. クロスブラウザ対応
Bootstrapは主要なブラウザでの動作確認がされているため、互換性問題を最小限に抑えることができます。
Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど、複数のブラウザで一貫した表示が可能です。
4. 豊富なコンポーネント
ナビゲーションバー、モーダルウィンドウ、カード、ボタン、フォームなど、多くのUIコンポーネントが組み込まれています。
これらのコンポーネントは、簡単なクラスの追加だけで使用でき、カスタマイズも柔軟に行えます。
5. 拡張性が高い
Bootstrapはシンプルに使うだけでなく、必要に応じてカスタマイズが容易です。
Sassを使って独自のテーマやスタイルを追加できるほか、JavaScriptプラグインを利用することで動的な要素を簡単に作成できます。
6. 大規模なコミュニティと豊富なドキュメント
Bootstrapは人気が高く、大規模なコミュニティが存在します。
公式ドキュメントも充実しており、学習や問題解決が容易です。
また、コミュニティが提供する多くのチュートリアルやサンプルコードが利用でき、独自のデザインを作成する際に役立ちます。
7. カスタマイズ可能なグリッドシステム
Bootstrapの12カラムグリッドシステムは非常に強力で、フレキシブルにレイアウトを構築できます。
画面幅に応じて、カラム数や要素のサイズを簡単に調整することができます。
8. シンプルなクラスベースのデザイン
CSSクラスを使うだけでスタイリングが適用されるため、手動で細かいCSSを記述する必要が減ります。
例えば、btn-primaryクラスを使えば、すぐにスタイルの付いたボタンを作成できます。
9. 保守性とコードの再利用性
Bootstrapはモジュール的に設計されているため、保守性が高く、再利用可能なコードを作成しやすいです。
複数のプロジェクトで同じコンポーネントやスタイルを再利用できるため、管理が簡単になります。
10. カスタムテーマの利用
既存のテーマやテンプレートを活用することで、デザインの自由度が広がります。
商業用または個人用に提供されている無料・有料のBootstrapテーマを使えば、さらにデザイン時間を短縮しつつ、洗練されたUIを実現できます。
まとめ
Bootstrapは、迅速な開発、レスポンシブ対応、クロスブラウザ互換、豊富なコンポーネント、拡張性の高さなど、多くのメリットを提供します。
シンプルに使える一方で、柔軟にカスタマイズもできるため、初心者からプロフェッショナルまで幅広い開発者に適したフレームワークです。