Linuxのsystemctlとは

systemctlとは

systemctl は、Linux のシステムで使用されるコマンドラインツールで、systemd のシステムおよびサービスマネージャを制御するために使われます。
systemd は、現代の多くの Linux ディストリビューションで使用されるシステムおよびサービスマネージャです。
systemctl を使うことで、システムのサービスやデーモンの状態を確認したり、管理したりすることができます。

以下は systemctl の主要な機能とコマンドです:

1. サービスの起動と停止:

  • systemctl start <サービス名>: サービスを起動します。
  • systemctl stop <サービス名>: サービスを停止します。
  • systemctl restart <サービス名>: サービスを再起動します。
  • systemctl reload <サービス名>: サービスの設定を再読み込みします(サービスを停止せずに)。

2. サービスの状態確認:

  • systemctl status <サービス名>: サービスの現在の状態を表示します。

ログも表示されることがあります。

3. サービスの有効化と無効化:

  • systemctl enable <サービス名>: システム起動時にサービスを自動的に起動するように設定します。
  • systemctl disable <サービス名>: システム起動時にサービスを自動的に起動しないように設定します。

4. サービスの一覧表示:

  • systemctl list-units --type=service: 現在のサービスの一覧を表示します。

5. システムの状態確認:

  • systemctl list-units: 現在のすべてのユニット(サービス、マウントポイント、スワップ領域など)の一覧を表示します。
  • systemctl get-default: システムのデフォルトのターゲット(起動時のシステム状態)を表示します。

6. ターゲットの管理:

  • systemctl isolate <ターゲット名>: 指定したターゲット(例えば、multi-user.target や graphical.target)に切り替えます。
  • systemctl set-default <ターゲット名>: システム起動時のデフォルトのターゲットを設定します。

systemctl を利用することで、Linux システムのサービスやシステムの状態を効率的に管理することができます。